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title. project 3-5​『朝霧』

date. 2019

city. Tokyo

type. 樂

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『水面(みなも)』に引き続き、『雪沓』系の背の低い、広めの、抱え持ちできる茶碗をつくろうとした。

手へのフィットという意味で、腰の方は丸い茶碗にしようと思っていた。

ちょうどサントリー美術館で『熟柿』を観た時期だったのもある。

ただ、抱え持ちする以上、『乙御前』的な高台を目指す必要は感じなかったので、出っ張った高台を付けることに。

実は白樂に少し緑がさすような色を目指したのだが、コバルトが多すぎたようで、すっかり青い茶碗になった。

後付けではあるが、今では『はじめての茶碗(青)』のリベンジとして捉えるようにしている。

夜明け前後の霧煙る森を歩いたことがある。

全体に青みがかった中に、木々の黒黒とした色と、霧深い部分の青白い色とが混在している。

​そんな光景が思い出されたので『朝霧』と名付けた。

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