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title. project 3-3『小樽』

date. 2018

city. Tokyo

type. 樂、半筒、金継ぎアリ

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炭で焼く三碗目の茶碗。

シャープな茶碗を作りたいと考えていた。

シャープというと光悦の四角い茶碗群が思い浮かんだ。

国宝『不二山』のほかに、『七里』『加賀光悦』『黒光悦』、今は失われた『鉄壁』やFreerにある黒茶碗など。

なかでも造形では『不二山』の巌のような高台周り、釉薬では『七里』の釉外しも若干意識しつつ、炭で焼き上げた。

ちょっとした造作や釉掛けが、全て手の形に合わせて意図的に付けられていることを図集を見ながら実感した。

ヒビは想定以上に広がってしまったので、小樽で活動されている天然素材で繕ってくださる村岡さんという方に継ぎを御願いした。

​気温の低い時期が続くような年だったので少し時間は掛かったが、美しく継がれて帰ってきた。

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