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title. project 16

date. 2019

city. Tokyo

type. 茶杓、中節

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五島美術館では時どき光悦の茶杓『暁雪』が観られる。

比較的端正で落ち着いた茶杓である。

高橋杓庵も著書で書いていた通り、光悦の茶杓には茶碗に観られるような、ひと目でわかる独自色はない。(有ったら、大抵ニセモノらしい。)

ある時、西山松之助の茶杓百選を見ていると光悦の茶杓が出ており、櫂先が折矯めされており、折られた所からの長さが3cmあると図で示してある。

その横姿の潔さに感銘を受け、横姿の寸法だけ写すことにした。

正面からの姿や削りはこの竹の模様や節の特徴に合わせている。

​結論としては、3cmはやはり少し長すぎるような気がしている。

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