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黒楽茶碗

楽焼(2024年、東京)

この茶碗は高台をずらし、手によく収まるように成形した。3年前に素焼きを終えていたものの、釉薬が決まらず長い事しまってあった。溶かしすぎない黒楽の肌合いを目指すことに決め、加茂川石の釉薬を掛けて焼成した。正面の反対側にはハサミ跡が、高台付近や腰の部分にはトチ跡が付いている。

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