2024/05/ 16 UPDATED!
date. 2019
city. Tokyo
type. 樂
光悦の一連の飴系の茶碗の釉薬掛けを意識した茶碗である。
径は10cmほどの小ぶりな茶碗であり、掌でほっこり包み込める丸みのある茶碗を目指した。
濃茶の色が映える茶碗である。
高台はトチを使わず、砂撒きで処理している。
釉の流れは意図したものと、意図を超えて流れたものがある。
その流れる様子が、何となく藤の一面にしだれる様子を思い起こさせるので『藤浪』と名付けた。