2024/05/ 16 UPDATED!
date. 2020
city. Tokyo
type. 樂
令和2年の3月に予定されていた大学の先輩の卒業茶会で使うために焼いた赤楽である。
結局、猛威を振るうコロナウイルスを前に茶会はなくなってしまい、さらに半年ほど焼成ができない時期が続いた。
その間に、この茶碗も随分色が濃くなってきた。
最初は、ほとんど白楽に赤が少しさしているような状態だったが、最近は赤楽らしくなってきている。
半年以上経って、ようやく先輩や先生に茶碗をご覧いただいた。
色々な意味で、この調子で霞が晴れてくれないかしらと思いながら、『春霞』と銘をつけた。