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title. project 3-14​ 『印象・日の出』

date. 2020

city. Tokyo

type. 樂

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新しい釉薬のテストを繰り返し、たどり着いた二種類の釉薬を上下で掛け分けている。

電気窯で行うテスト焼成時にはそれぞれのテストピースにつき単色の発色だった。

本番の楽窯での焼成の結果、多様な色合いの変化が出現し、炭で焼く面白さを痛感させられる。

薄暗いなか、畳の上に置くと何とも言えない空気感を湛える茶碗である。

上から見ると菱形なのだが、これは或る※向附との出会いが関係している。

骨董市で江戸時代の作とされる一閑人付きの菱形の向附を偶々見つけて、手にとってみたところ掌にしっくりときた。

試しに茶を飲むように持ってみたところ、茶碗として作られた訳ではないものの、妙に良かった。

そこで早速、その時のイメージを元に茶碗を作った。

※向附:むこうづけ、懐石料理を盛る皿の一種

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